日別アーカイブ 06/02/2021

商業施設の舗装復旧工事

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お疲れ様です

先日、商業施設の駐車場と通路の舗装復旧工事をしました
施工対象を明確にしないという条件でブログへの掲載許可を頂きました
ありがとうございます!

 

今回の施工は剥ぎ取り舗装とオーバーレイという工法を使っています
それぞれの工法についてご紹介します

 

剥ぎ取り舗装はその名の通り、すでにある舗装を重機や機械で剥ぎ取ってその上から舗装をします

 

剥ぎ取っているところです
重機が入りにくい所は人の手で壊します
重機で大がかりに壊すのはちょっと楽しそうですね

 

剥ぎ取った後はきれいに舗装できるように地均しをします

 

舗装の機械が入らない場所の舗装は手引きでします

再生細粒アスコンという材料を使っています
再生の名前の通り、材料の一部はリサイクルされたものです
剥ぎ取った舗装のガラ(がれき類)は100%再生されていてエコです

 

ひさしがあってダンプアップが出来ない建物沿いも手引きで施工します
ダンプアップとは、ダンプが荷台を持ち上げて中身を落とすことです
元々大きいダンプが荷台をあげると迫力がすごいです

 

合材ダンプが着けられるところはフィニッシャーという機械で施工します

 

少しわかりずらいですが舗装前はこんな感じです
(赤い柵の中が施工箇所です)

 

オーバーレイはすでにある舗装の上から舗装をする工法です
下の画像だと左側が既存アスファルトです

 

既存アスファルトの上からそのまま舗装しています

 

舗装完了後はこんな感じです

 

最終的な舗装後の見た目はどちらの工法もあまり変わりませんね

写真で見るとオーバーレイ舗装の方が楽そうです

 

剥ぎ取り舗装とオーバーレイのメリットとデメリットを社長に聞いてみました

 

【剥ぎ取り舗装】

メリット

・元の高さのまま施工するため、水勾配(水たまりが出来ない為の調整)を考えやすい

デメリット

・撤去してそのガラを処分しないといけないためコストがかかる
・施工日数がかかる

 

【オーバーレイ】

メリット

・コストがかからない
・丈夫になる(層が増えるため)

デメリット

・既存の構造物との段差がつきやすい
・下地の凸凹をそのまま拾ってしまいやすい
・想定していないところに水が溜まりやすい

 

たとえば、オーバーレイのデメリットである段差をそのままにしておくと
買い物カートが段差に引っかかったり、通行人の方が躓いてしまう恐れがあります

今回の施工ではその段差を作らないために、本来オーバーレイ指定の箇所の一部を
剥ぎ取り舗装にしたり、擦り付け舗装(段差をなだらかにする工法)をお客様に
提案させて頂き対応しました

 

今回施工させて頂いた店舗は間もなくオープン予定だそうです

たくさんのお客様にご満足頂ければと思います