雨男が現場を持つとこうなる

雨男が現場を持つとこうなる

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お疲れ様です

ようやく少し大変な状況が落ち着いてきた感じがしますね
いつ来るかわからない新型コロナウイルスの第二波にどう備えようか考え中です

 

6月が始まり梅雨の時期がやってきました

雨が多いと現場も止まりがち
蒸し暑くもなってきて2月や3月頃が恋しくなってきます

ちなみに雨で現場が中止になるのは雨で濡れるのが嫌だからなのですが
濡れて嫌、の対象は人ではなく主にアスファルトやコンクリートです

アスファルトは雨が降っていると合材というアスファルトの材料が
冷えて固くなりうまく舗装できないため
コンクリートはもともと水がいい比率で混ざっているものなので、そこに雨が混ざると
水とセメントの比率が品質規格から外れてしまうためです

 

最近弊社では社員が増えたおかげで社長が現場に出る頻度が減っていますが
それでも人手が足りない時は今も社長が現場を担当しております

先日は大きい現場を担当させて頂いておりました
千葉県にある保育園の園庭等の外構やその周りの舗装などの工事です
(ブログへの掲載許可を頂きました、ありがとうございます!)

 

ところで皆さんは今年の3月がどんな天気だったか覚えていますか?
平年はあまり雨が降らない時期ですが、今年は曇りや雨の日がちらほらありました
月末の頃は雪が降った場所もありましたね

社長の保育園の現場はメインの施工がちょうどその時期でした
(工期が厳しいらしく社長は3月中ほぼ現場に出ていました)

現場と言っても作業内容は日によって様々です
地面を均したりブロックを積んだりなどやることはいろいろありますが
舗装などのように雨が降ってほしくない日ももちろんあります

ここでタイトル回収です
社長が現場を持つとそんな日に限って雨が降ります

 

前置きが長くなりましたが以下厳しい工期の中、品質を落とさないように雨と格闘した記録です

 

 

擁壁という壁を設置する前に、地面を確実に平坦にするために
コンクリートを打つ作業です(捨てコンクリート)
地面を平らにするだけのものなので強度は不要ですが
雨が混ざるとそもそもコンクリートが固まりません

そこでブルーシートで屋根を作りました
階段の手すりなどその場にあるものをうまいこと使わせて頂いています

 

 

 

擁壁というコンクリートの壁をその場作る作業(現場打ち擁壁)が
一から枠を組んで作業をすると工期に間に合わないため
ブロック積み擁壁という工法で施工をしました

すでにできている壁を持ってきて固定する(プレキャスト)方法もありますが
持ってきてその場所に置く重機が狭くて入れないためその場で小さいブロックを
積みあげて壁を作ります

小さいブロックをくっつけるためにもコンクリートを使用します
そのためブルーシートで屋根を作りました

 

 

通路の部分を洗い出しという方法でコンクリート舗装する下地と砂場の施工時が雪でした

砂場には砂が30cmほどの深さで入っています

砂場の囲いはコンクリートの基礎とブロック積みの施工です
積んだ後に雨で濡れるとブロックが固定できずに倒れてしまうのですが
施工日の夜に豪雨予報だったのでまたまた雨養生をしたそうです

施工時の養生は建物の2階からブルーシートを垂らして、横からの雪が入らないようにしました

ちなみに洗い出しとはセメントやコンクリートに見せたいものを混ぜて塗った後
完全に固まる前に表面をブラシなどで洗って混ぜ込んだものの表面を見せる工法です

いろいろな色や大きさの石や砂利と、中に混ぜるものの種類で仕上がりは様々です
ネットで画像検索すると見ていて楽しいです

 

 

通路の仕上げは洗い出し樹脂塗装仕上げですがその下地はコンクリートです

屋根のある場所ですが横からの雨や雪を防ぐためにブルーシートで養生をしています

 

別の角度から見るとこんな感じです

 

ちなみに今紹介した分はすべて違う日です

社長はNIPPOにいるときから20年以上現場に出て様々な現場を担当しておりますが
大事な日にはそれなりの確率で雨が降ります

以前今まで社長が担当した現場の写真を見せてもらったのですが
驚くほど晴れている写真が少なかったです
ちなみに事業内容に載せている写真は数少ない晴れている日の写真です

 

この記事を見て不安に思われた方へ(念のため)

現在社長以外に雨男ではない職員が2人おりますのでご安心下さい

仮に社長が担当についたとしても20年以上雨と付き合ってきたため雨対策の
技術と知恵は人一倍あります
それと晴れないだけで降らないときは降らないのでご安心ください
(曇りが一番多いです)

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